NJSピスト | ハンドル交換 その2

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NJSピスト(競輪)
競輪と言えば。やっぱトラックハンドルっしょ
*本記事は過去サイトにて 2018.3.29 掲載していた記事の加筆/修正版となります

NJSのトラックハンドル

“NJS”。それは「財団法人日本自転車振興会」ってゆう、いわゆる「競輪」の元締めを担う法人のコト。

一切の不正や違反が許されない、厳格な競技である「競輪」においては、この”NJS”の刻印がないパーツやフレームを使用することは認められていません。

日本におけるレーシングスタンダードってところですかね。

とはいっても、競輪選手のイメージで、NJSパーツで組み上げたピストに乗って、素人がいきなり早くなるってもんでもないです。

僕的な”NJSピスト”及び”NJSパーツ”ってモノの解釈は、「NJS=速くて性能がいい」ではなく、「NJS=あくまで競技認定品」としています。

例えば今日初めて自転車に乗った人が、ノーマル装備のバイクに乗った後、ホイールだけ重量が半分くらいのカーボンホイールに変えたら、同じ乗り方をしても早くなるかもしれません。

しかし、NJSピストにおいてそれは難しいです。

例として、今回交換するこのハンドル。鉄です。鉄パイプ。よって、重いんです。

もちろん、「軽い」「重い」だけで速く走ったり性能が云々…とは言わないですが、街乗りでの快適性だとか、取り回しやすさってのは若干犠牲になりますね。

NJSという選択

ただ、それでもNJSピストとNJSパーツってものには、モノとしての美しさがあります。

様式美ってやつですね。男のロマンとも言います。

選手でもなんでもないけれど、わざわざ好んでカーボンやアルミではない、重い鉄のNJSパーツをつける心理って、きっと単純にそのモノが好きだから。

ほんとにただそれだけだと思います。

NJSの刻印。認定品の証

最新のパーツ、最新のフレーム、最新のバイク。

それぞれに素晴らしく、そしてかっこよく、美しい。

そこにきてNJSピストってのは、日本においてのピストバイクの原点。

ずっと変わらないシルエットと、パーツ構成。(厳密にはフレームエンド幅とか変わってるから、僅かに進化?してるけど。)

特に、旧規格のNJSピストは「生きた化石」とか「骨董品」と言われることもあるけど、逆にそこがいいじゃない。

別にツボのように飾っておくわけじゃない。しっかりメンテして乗ってやれば、ずっと現役で走ってくれる。

まぁぶっちゃけ少し手間はかかるけど、愛着はわく。それも含めてNJSのいいとこかなーと。

装着

さっそく、”ガンウェル(ganwell)”のNJSフレームに装着。
やっぱNJSピストにはNJSパーツがハマります。
因みに、今回のNJSハンドルを装着したのは”pearl9″の、同じくNJS規格のステム。
ハンドルを取り付ける際のハンドルクランプ部分、及びステムボルトも、締めつけトルクは「14~16Nm」です。
パーツに締めつけトルクの指定値が書いてないので、自分でNJSピストの組み立て&メンテをしてみたい方のご参考になれば。
前回のNJSピストハンドル交換はこちら
https://tbackbroz.com/?p=3667

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