「フレームパッド」というアイテムは、自転車のパーツの中でも割と使う人が少数派なものかもしれません。街中で見かける頻度もそう多くはないフレームパッド。これについて、大分久しぶりに記事更新してみました。
ただでさえニッチなのに、さらにレザー素材というレアなフレームパッドが手に入ったから、ていうのもありますが笑
フレームパッドの存在自体知らん!っていう方も多いと思いますので、ぜひこれを機に存在を覚えて頂ければ、と。
フレームパッドって何だっけ?
割とピスト等のシングルスピードで使う人が多いかな?フレームの、あのサドルとハンドルの間の長いとこ、「トップチューブ」に巻いてる布みたいなやつ。それが今回のフレームパッドです。
フレームパッドという呼び名ですが、正直なところ、これが正しい呼び方って決まっているのかもあやしい「フレームパッド」。まぁ僕はずっとこの名前で呼んでます。人によっては「フレームガード」とか、「フレームプロテクター」とか呼ぶ人もいると思います。
間違ってはないと思います。基本、意味は同じですから。
ただ、一般的にはフレームプロテクターは、よくロードバイクとかで使う「ねじねじ」くん的なものを指すことが多かったりします。ブレーキのガイドとフレームのこすれによる、塗装ハゲや小傷を防ぐためのモノですね。こんなやつです。
で今日の本題はこっちです。じゃん。フレームパッド。
街乗り系、トリック系のピストとかで付ける方もたまにいますが、いたってシンプルにフレームの傷を守ってくれる。そんな隠れた優れモノ。
ピスト乗りの悩み、それはスタンドを付けたくないがために、駐輪時にフレームをキズ付ないか”置き所”に神経を使いますよね。
フレームガードはフレームを傷から守りながら、駐輪時自転車を立て掛ける時も活躍してくれます。Masterpista Original 栃木レザーフレームガード【S/Lサイズ】Masterpista Leather Collection ピスト乗りの悩み、それはスタンドを付けたくないがために、駐輪時にフレームをキズ付ないか”置き所”に神経を使いますよね。フレームガードはフレームを傷から守りながら、駐輪時自転車を立て掛ける時も活躍してくれます。 レザーアイテム3点セットで送料無料で10%OFF...*MASTER PISTA フレームパッドに関するページより一部抜粋
フレームパッドのメリットとは
フレームパッドをつけることで、早く走れたり、車体自体が丈夫になる!・・・なんてことはないです。笑
正直、付けないこと自体で何か問題をきたすわけでもない。付けてもいいし、付けなくても良き。
ですが、有れば有ったでなにかとメリットは有ったりするもんで。
その① シンプルにフレームがキズから守られる
例えば、誰しもあると思うんですよ。以下のような感じ。
- 壁とかに立てかけてたチャリが何かの表示にバランスが崩れて、ハンドルが切れて、ハンドルの先っちょとかがフレームにガッツン。
- 輪行してる時、輪行袋の中でハンドルの先っちょとかがフレームにガッツン。
- 何かよくわからないけど、何かの拍子にハンドルの先っちょとかがフレームにガッツン。
ぶつかる部分がハンドルのグリップだったりすればまあいいんですが、思いっきりバーエンド(ハンドルの先っちょですね)の固ーい部分がガッツンすると、まれにあっけなくフレームがへこみます。へこまなくても、小傷が付いたりします。こういうのをちょっとでも防げるのは1つ良いところです。
あっとバーテープの方がえぐれてますね。ま・そういうときもあります。
その➁ ブレーキのアウターケーブルを抑えたり、隠したりできちゃう
これはまあ、ピストに限ったハナシかもですが。
ブレーキのアウターがトップチューブの中を通せる、いわゆる「インターナル」なフレームならいざ知らず、ピストフレームはリアブレーキを取り付けるとき、トップチューブの上にそのまま沿わせたりする感じで、アウターケーブルを配置するパターンが多めですよね。
もともとピストはブレーキ装着を前提にしてないって背景があるので(競技的な背景という意味で)、当然といえば、まぁ、って所ですが。で、この時、タイラップや専用のガイドを付けブレーキアウターを固定するわけですが、微妙に”びろーん”としたアウター、気になる人はいるかもしれません。
そういうときに、長めのフレームパッドを上から被せると、ちょっぴりスマートではと思ってます〇
その③ 駐輪する際の小傷をふせぐ
自転車から離れる際、U字ロックやワイヤーロックを使う人は多いと思います。そういう時、構造物や、複数台の自転車を重ねてロックすることもあると思います。
その際、フレームと構造物にアタリが出る箇所があったりしますが、、このフレームパッドを巻いた部分を接触面にすることで、小傷の発生などから防いでくれます。
なにげに小傷って、駐輪時に何かとあたって付くことが多かったりしますからね。(構造物に自転車を固定する駐輪方法、いわゆる「地球ロック」は、その場所の決まりやマナーを守って行いましょう。駐輪禁止エリアは勿論、何処でもかしこでも構造物に固定する「地球ロック」をやってしまわない様に!)
*地球ロックのマナーに関しては、こちらのページ(ESCAPE Airと自転車ライフ 様)が非常に参考になります
最も防犯性の高い施錠方法の一つとして推奨されているのがアースロックと言われる地球ロックです。 ~中略~
いくら自転車の盗難防止対策に地球ロックが推奨されると言っても、きっと法律的に繋いではマズい場所や物があるはずです。そんなわけで自転車を地球ロックしてはいけない場所や物について調べてみることにしました。
*上記、ESCAPE Airと自転車ライフ 様 のメディアより、一部抜粋。
地球ロックで自転車を盗難から守る!施錠の方法と注意点 - ESCAPE Airと自転車ライフ
その④ 視覚的な変化がでる(←ある意味一番重要?)
メリットその①~その③については機能性的な部分ですが、個人的にはこれが結構重要で。
正味なところ、見た目の変化が一番分かりやすいメリットかもしれません。視覚的変化はあんがい大きく、気軽に見た目が変わるのも〇フロント寄りに、何とも言えない漠然とした玄人感を醸します笑
ない時と比較して何となく共感できる方、いる・かも?
パーツ構成違うからあまり参考にならないかもですが。。w
ところで僕はレザーパーツが結構好きです。過去記事でも【BROOKS(ブルックス)】について掲載してたくらいにはレザーが好きです。
過去記事:ぼくのブルックス愛
BROOKS(ブルックス)BROOKS(ブルックス)の一覧。僕のピスト紹介!と、真島の兄さん。 - 僕のピストバイク自転車を趣味とするすべての人にとって、毎年梅雨の時期はなんとも言えないもどかしさがあると思います。すっかり久しぶりの更新となりましたが、梅雨だからではありません。コロナの影響でもありません。たくさん書きためていた記事があったのです...
今回つけてるのはピストショップ「MASTER PISTAオリジナル」のフレームパッド、これもレザーです。
レザーのフレームパッドって、案外初めて存在してるかも。もちろん雨ざらしにすると大変な感じになるので、その時は外しますが。
BROOKSのレザーなどと同じくいわゆる本革の経年変化が楽しみですね〇
取り付けも取り外しも簡単!フレームパッドをアパレル感覚で付けてみよう
自転車の性能それ自体には影響しないフレームパッドですが、あるとこの様に便利だったりもします。また、取り付け取り外しも、面ファスナーでベリベリっ!とやるだけのものが殆どですので、超簡単。
気分で取って外して。はたまた、メッセンジャーバッグとかのショルダーに巻いてショルダーパッド代わりにしてみてもいいかも(たぶん僕だけだろうけど笑)。
miki