TBB的バイクチェック第一回
人の自転車ってなんだか気になりませんか?街中ですれ違って記憶に残る自転車ってあると思います。そんなわけで、これからは不定期で”気になる自転車”、のっけて行こうかなと思ったわけです。
第一回TBB的バイクチェック、行ってみましょうか。
今回のお題|ワンペイ君の”Low Bicycles”
自転車、特にピストにおいて、もう何年も前からピストのイベント開催や車体紹介を熱心に続けている”ワンペイ君”の一台を紹介しましょう。今日は”Low Bicycles”です。
LowBicycleって?
【Low Bicycles(ロウ バイシクル)】はアメリカのメーカーです。カルフォルニアのサンフランシスコに拠点がるハンドメイドのバイクブランド。名前の由来はビルダーの名前が「アンドリュー・ロウ」であるところにちなんでます。
ピストだけではなく、もちろんロードやグラベルバイクもリリースしてます。
▲Low Bicycles(ロウ バイシクル)公式WEBサイト
ワンペイ君の”Low Bicycles”
前置きはこのへんでバイクチェック行ってみましょう。まずは全体から。
こんなカラーとロゴの組み合わせあるんだ?とおもったら、これは自身で再塗装したとのこと。さすが。全体がモノクロのカラーリングで締まったまとまり感がありますね。パーツの構成も見てみましょう。
チェーンリング
チェーンリングは肉抜き加工が大胆な“FactoryFive”。カラーリングがブラックでも野暮ったくならないのは、やっぱりこのデザインだからこそでしょう。
クランク
ここは安定の“スギノ75”で。カラーものもありますが、シックにシルバーを入れるところが玄人感あるかなと。
ペダル
どちらかといえば走りメインの構成という事で、ペダル+トゥークリップ+ダブルストラップの組み合わせ。足元がこの組み方になるだけで”ピストっぽさ”は俄然出ますね。ストラップも妥協せずNJSのものを使い、お手本にして間違いない組み合わせです。
ホイール(ハブ)
次は大物パーツのホイール。ホイールのど真ん中の回転体、「ハブ」ですが、これは中々見かけない。“黒い”SUZUEのプロマックスハブ!軽い回転とホログラムのデカールが特徴のハブですね。デュラエースやダイアコンペではなく、このハブを使うセンスは是非参考にしたいところ。
ホイール(リム)
リムには“エイチプラスサン”の【THE BOX】。リムの高さが14mmとかなりの薄いリム。さながら競輪のようなチューブラー用のリムに見えるほど、クラシックな雰囲気のリムですが、これはクリンチャー用(一般的な、タイヤとチューブを使うタイプ)のリムです。
リムの高さが薄い上にブラックを選ぶことで、タイヤの黒と一体化してものすごくシャープ◎
ハンドル&ステム
この車体の一番のポイントがここじゃないでしょうか。これまた往年の名品。チネリの一体型ハンドル”マイクジャイアント”!ドクロが笑ってインパクト抜群◎
通常、ハンドルは車体に取り付けるときに”ステム”を必要としますが、このハンドルは”ステム”と”ハンドル”が一体になってます。なのでステムの長さや角度を変更することはできません。・・そのため、自分の乗車時ポジションがしっかり分かっている”乗りなれた人”でないと使いずらい上級向けアイテムかもしれません。
また、インパクトが強いゆえに、取り付け方によっては悪目立ちする場合もあります。今回の車体はモノクロで完全にまとめたことで、このハンドルが決して悪目立ちせずに、デザインが違和感なく落とし込まれてます。そのあたりもぜひ見習いたいところですね。
サドル
サドルは”セラ サンマルコ”の”ゾンコラン”。横から見たときサドルのノーズが角ばっているのが特徴的。このシャープな形状は、”このサドルだからこそ”でしょう。僕自身も大好きなサドルです。
バイクチェックまとめ
今回第一回では”Low Bicycles”のカスタム例を掲載いたしました。如何でしょうか。改めて全体像をご覧ください。
今回のカスタムは一点一点にこだわりが現れつつ、まとまりのあるスタイルになっているかと。
インパクトのあるパーツからステッカーに至るまで、カラーリングをとことん引き算することでシンプルにまとめ上げた、とても参考になる例と思います!
せっかくなんでオーナーのワンペイ君のインスタも貼っておきましょう。
▼ワンペイ君インスタグラム▼
▼”ハイシンダー”インスタグラム▼
このシリーズの次回更新は全然未定ですが、またの更新をぜひお楽しみに👍
miki