スマホは便利。超便利。仕事から遊び、調べものやスケジュール管理、支払いまで。なんでもできる。
けど便利過ぎて弊害も。昨今の【ながらスマホ】だ。歩きスマホとかいい例だね。
「ちょっと地図見るだけ」「通知が来たから…」 そんな軽い気持ちでスマホをいじりながら、自転車に乗ってない?
スマホしながらチャリって、本当にヤバいの?
実はこの行為、法律的にも、事故リスク的にも完全にアウト。 2024年以降は法改正も相次ぎ、警察も厳しく取り締まるようになってきた。
「ながら運転」が何を奪うのかってことを、この記事でまとめてみるよ。
ながらスマホで増える事故と統計データ
- 警察庁によると、スマホ使用による自転車事故は前年同期比2.3倍に増加。
- 自転車使用中の携帯操作による死亡・重傷事故率は、非使用時の約3.8倍にものぼる。
ちょっとスマホに気を取られたその瞬間、事故は簡単に起こる。 特に都市部では「ながらスマホ」チャリが歩行者や他の自転車に突っ込むケースも増えている。
想像してみて。自転車も歩行者も、なんなら車のドライバーも。みんなが周りを見ずに、たかが数インチ程度の画面を注視してる状態。そりゃ事故も起きるってもの。

みんな俯いている光景。何か見たことない?
法律と罰則はどうなってる?
ながらスマホに関する自転車向けの罰則は以下の通りだ。
- 保持して通話・画面注視 → 6か月以下の懲役 または 10万円以下の罰金
- 交通の危険を生じさせた場合 → 1年以下の懲役 または 30万円以下の罰金
通の危険を生じさせた場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金と、刑の重みも明確になっている。また2024年から、反則金制度(青切符)も検討されており、違反時にその場での取り締まりも強化される見込み。
【出典】
実際にあった“ながらスマホ”チャリ事故
- スマホ画面を見ながら走行 → 高齢歩行者と衝突 → 被害者死亡、過失致死に
- 自転車運転中のながらスマホによる交通事故は、特に年々増加傾向にあるという都市調査も
【参照元】
スマホに集中してしまうと、信号・車・歩行者がまったく視界に入らなくなる。 たった数秒の注視で、人生を狂わせるリスクがある。
僕自身も、ふだん普通に歩いてたりチャリ乗ってるときに、前から来る歩行者や自転車に乗っている人がフラフラした進み方でまったく此方に気づいてなくて、危なっかしい思いをしたことが何度もある。
じゃあどうすればいい?安全代替策まとめ
以下、当たり前すぎることかもしれないけど掲載しておく。
手段 | 内容 | 注意点など |
---|---|---|
スマホホルダー+音声ナビ | ハンドルとかにスマホ固定&音声案内併用 | 視線は前方キープ可能。あくまでもスマホを注視しないこと。ナビを使いたいなら、基本は音声案内に頼ろう。 |
停車して操作 | 赤信号での停車時や、周囲を確認した上で安全な場所で使う | 停車するとき、また停車中も、周囲の安全を確認し、また交通の迷惑にならないことを意識しよう。 |
めっちゃ普通の事だよなって思われるかもしれないけど、その当たり前が出来てない人、実際の所めちゃくちゃ多いから事故が起きる。だから、今一度意識してみて欲しい。
尚、スマホホルダーを付けても「画面注視は違反」だから停車中以外の使用は全アウト。だ!
ところでスマホホルダーは最近ではロードとかスポーツバイク向けに結構ハイエンドなモノも出てる。「Cycle Sports」様のレビュー記事が分かりやすいので、チェックしてみて。

他にもホルダーはいろいろあるけど、とにかくしっかりとスマホを固定して取りつけられるモノを選ぶと〇
「ながら運転ゼロ」が大人の判断
スマホは素晴らしいツールだ。使うこと自体に問題はないし、もはやスマホが無ければ生活は成り立たなくなってきている。
そんなスマホが手放せない時代だからこそ、運転中のルールは守る。 自転車はクルマじゃない──と思って気を抜いたその瞬間が、一生モノの後悔につながることもある。
この見出しに、【大人の判断】という表現を付けた理由だけど、大人がちゃんとしてないと、それを見た子供が真似する可能性が有るからだ。子供にだって善悪の判断は出来るし、本来はダメだってわかっていても「だって大人だってスマホ見ながら歩いたりチャリ乗ってるじゃん!」って言われたら。どうだろう。
その通知、本当に“今”見なきゃダメ?
雨の日の傘さし運転と同じく、「ながらスマホ」はあなたの人生も、他人の人生も狂わせる可能性がある。
スマホはポケットに、命はしっかり握ってほしい。
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miki