”○○っぽい”カーボンホイールを作ってみた件
さて未だに賛否が分かれがちな、いわゆる「中華カーボン」。
僕は中華カーボン自体は全然肯定派です。もちろんモノにばらつきはあるけれど、一昔前より質もよくなり、趣味で乗るレベルには全く問題を感じません。
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そんな中華カーボン。今回はさらにグレードアップ(?)させてみましょう。人によっては拒絶反応すら出るかもしれません。
ずばり。
エセ高級メーカー風カーボンホイール
であります。
○○風のステッカーをホイールに貼ってみる
ところで僕はそれなりに自転車は乗る方だと思ってます。主にサイクリングロードを長々と走ります。そんな時にはどうしても、高級メーカーのホイールを装着したロードバイクなどに目が行ってしまうのも事実。
ふと思うのが「いいホイール欲しいなー」という漫然としたホイール欲。
というわけで。とりあえず見た目から入ってみました(←)
【ZIPP”っぽい”ホイール】。やっちゃいましょうか。
作業は極めて簡単。あの印象的なロゴをホイールにただ貼り付けるだけなのですから。
○○風ステッカーをさがしてみる
実のところ、高級メーカーのロゴデカールやステッカーは普通に売ってます。
ZIPP、ENVE、CORIMA、etc..
この辺りはオンラインで割にあっさり見つかります。
ただし。ここはとことん安く、いかにも【○○風】を極めてみようじゃありませんか。そう、ワールドワイドなあのサイト「アリエクスプレス」で行ってみましょう。
○○風ステッカーをアリエクでオーダーしてみる
色々途中経過はすっ飛ばして、海の向こうから届きました。
※アリエクでのオーダーに関する過去記事▼
取り出して見てみましょう。
おっと、ステッカー台紙のカッティングラインが何とも言えず雑です!笑
そういうところはご愛嬌でしょう。
ホイールにステッカーを貼る前にすべきこと
ステッカーは、ようはシールです。粘着面に汚れがあると後々簡単にはがれたりするし、貼り付け後の見た目もスマートではありませんね。
いっぽうホイールは路面に一番近い場所に存在します。土、ホコリ、水分、砂、オイルの飛沫etc..と常に隣り合わせ。まあ「汚い」です。
ステッカーを貼る前にきれいに油分などを排除しなければいけません。まずは掃除が第一です。ホイールを車体から外し、クロスにクリーナーを染み込ませて拭き掃除です。
ちなみに、リムのみならず自転車パーツのクリーナーで有名なのは「WAKO’S(ワコーズ)」でしょうか。こだわる方にはおすすめです▼
一方僕は普通のパーツクリーナーをクロスに吹いて吹きます。塗装面や樹脂にはダメージを与えるものもありますので、その辺はご注意くださいね。
汚れがオフ出来たらいよいよステッカーを貼る作業です。
ステッカー貼り付け前のひと手間
今回、僕は【ZIPP”っぽい”】ステッカーを貼ります。本物へのオマージュで貼り付け位置もそのまま寄せていくスタイル。本物はこんなです▼
リムの片面に3か所のロゴ。実に美しい。
ただ、これは結構難しいです。正確に“ステッカー同士の貼り付け位置の距離”が同じにならないと、中華カーボンっぽさが爆上がりにブーストします。(まあ何しても中華カーボンは中華カーボンだけど。笑)
先ずは事前に貼り付け位置をバシッと決めましょう。一番最初に位置を決めるとき、参考にする箇所は・・
バルブです。
バルブホールの場所からステッカー位置を決める
【”バルブ”=”空気入れるところ”】です。
これは、どんなホイールでも絶対に一か所しかありません。
最初に絶対的な場所を決めておけば、あとからの作業がやりやすいですね。はじめが肝心です。バルブの箇所に対しステッカーのど真ん中を合わせておけば、一枚目の貼る位置はまず間違えません。
そして、最初の場所を決めたなら。いきなり貼り付けていかずにまずはマスキングテープなどで仮止めしましょう。
こうして仮止めしておけば、リムの上下に対してのズレなどを事前に防げますよね。
これを起点に、残りのステッカーの貼りつけ位置を決めていきましょう。スポークの本数などを指標にすると、おおかたの貼り付け位置はわかってきます。
全部仮止め出来たら、念のためステッカー同士の間の距離を測ってみましょう。
そうやらこのステッカーは、ステッカーの端から端を30cmずつ離して貼りつけると、正確に三ヵ所に配置できそうです。全部のステッカー同士の距離を測った時、いずれも30cmとなりました!
ステッカーの貼りつけのコツ
貼り付け位置を確定出来たらあとは実際に貼り付けるだけです。そしてこの作業が一番重要です。いくらマスキングしてるからと言って、適当にやると空気が入ったりズレたりするのは必至です。
ポイントは、ステッカーの端から少しづつ、台紙を下に引き抜きながら貼り付けることです。
ちょっと画像が分かりづらいかもしれませんが、、
台紙を端からはがし、下方向に折り返しています。このままゆっくり台紙を引き抜きながら、台紙をつまんでいない方の手の指でステッカーをホイールに貼り付けます。
こうすれば、一気に貼り付ける場合と違い、空気が入ってもすぐに抜くことができますしズレの修正も途中で可能です。ちょっと手間ですが仕上がりのきれいさには代えられませんね。
”○○っぽい”カーボンホイールを装着!
以上の手順でステッカーを貼りつけたエセ高級メーカー風カーボンホイールを装着してみましょう。どん。
どうでしょう。遠めに見れば完全にあの高級ホイールです。自転車にそこまで興味がない人が見れば圧倒的に、そして漠然とめっちゃ速そうに見えるかもしれません。
もっとも、速いかどうかは乗る人次第&少しでも詳しい人が見れば2秒でバレますがね。
この記事は果たして参考になる日は来るのか?とも思いますが、折角なんで書いてみました!中華カーボンライフの選択肢の一つとしてはアリなのかも??笑
miki