NJSピストにダイレクトクランクを装着【オムニウム装着編】

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*本記事は過去サイトにて 2019.05.17 掲載していた記事の加筆/修正版となります

NJSピストにダイレクトクランク

前回のエントリーで”カップ&コーン式”のBBを取り外しました。

今回はNJSピストにダイレクトクランクを装着。

問題なく着くのでしょうか。

用意したのは定番の”SRAM OMNIUM”。

競輪フレームにダイレクトクランクは邪道かもしれません。

そもそも使用を想定したモノ同士の組み合わせではありませんからね。

完全日本規格のNJSとアメリカンパーツのミックス、試してみます。

ダイレクトクランク/SRAM OMNIUM

もう何度も登場しているクランクです。

ダイレクトクランクといえば的な存在。

写真は取り外して掃除する前です。まあまあな汚れ加減。。

ピスト定番 オムニウムクランク

ノーマルのBBで約二年、ガンガン使ってますが、目立った不調は有りません。

このGXPのノーマルBBは「回転具合がよろしくない」とよく言われますが、個人的には全然気になりません。

たまたま当たりだったのかな?笑

NJSピストに装着してみた

さて実際にNJSフレームにBBを入れ、クランクを装着してみました。

オムニウムのBB&クランク取り付け外しの流れは >過去エントリー< にて割愛します。

くるくるクランクが回りスムーズです。

特に問題は有りません。

もっとも、OMNIUM純正品のBBは、フレームのBBシェルが【 68mm / JIS 】であれば適合します。

だから問題が無くて”当然”といえば”当然”。

で す が 。

下の画像をご覧ください。

ギリギリクリアランス

チェーンステーとクランクのスパイダーアームが、かなりきわどいクリアランス!

分かり辛いですよね?アップにするとこんな感じです。

髪の毛一本レベルのギリギリさ

「髪の毛1本分」は言い過ぎとしても、なかなかのカツカツ具合です。

とはいえ、走行に支障はありません。

あまり無理な走りやトリックをしない限り、アタリもつかないでしょう。

正直、気にはなりますけどね笑

NJSピストに”OMNIUM”は装着できる

NJSピストフレームに、ダイレクトクランク(OMNIUM)は装着できます。

ただ、チェーンステーに「潰しが入ってないもの」や、「潰しが僅か」な場合は要注意です。

スパイダ―アームに厚みのあるクランクでは、アームがステーに当たって傷がついたり、回転させること自体が不可能な場合もあります。

それを解消するためには、

  • フレームの加工→クランクアームが当たる部分を”凹ませる”
  • クランクの加工→クランクアームが当たる部分をサンダーなどで”削る”
  • BBにスペーサーをいれる→クランク位置をチェーンステーから遠ざける

これらの方法が考えられます。

実際のところ、私はクランクの”5ピン”をわずかにヤスリがけし、クリアランスをほんの少し確保しました。

※ただし、あまりお勧めしません。チェーンラインがおかしくなったり破損/事故の原因になりかねませんから。。

このように、若干リスキーな組み合わせになる可能性が否めない【ダイレクトクランク】のカスタムですが、メンテナンス性の向上や走りの軽さを手に入れることができます。

まあ現実、カートリッジBBを使えばメンテナンスフリーを謳えましょうけれど。

そして、「あまり見かけない組み合わせ」というのもポイントかも知れません。

あまり需要のないカスタムかもしれませんが、普遍的な見た目になりがちなNJSピストに変化をつけたいとき、試してみるのは如何でしょうか。

miki

 

 

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