水気はチャリの敵だ
入りましたね梅雨。
乗るにしても乗らないにしても、自転車好きな皆様にとっては「おいやめろよ」ってなる季節。
ただ、そこで忘れちゃいけないのが、雨の後の“チャリへのダメージ”。
つまり、水=サビの原因ってわけね。特にチェーンやギア、ボルトまわり。サビると動きが悪くなるどころか、ほっとくと最悪固着することもある。
とは言え…
正直、僕は水たまり見ると突っ込みたくなる派。雨の日も泥道もガンガン行っちゃうタイプ。
- ぬかるみも好き
- 道がもはや川になっている
でも、それでもチャリには長く走ってもらいたい。だからこそ「乗ったあとにちゃんとケアする」ってのが超大事と思う。
水たまりダイブした後のチャリはまさに【チェーンが泣いている】。
水しぶきには泥や砂ぼこりも混じってて、放置すると“ただの汚れ”じゃ済まなくなる。
見た目だけの問題じゃなく、パーツの摩耗や異音の原因にもなるから要注意。
チェーンは泣くしブレーキは濁るしフレームは汚い
- 砂を結構巻き上げてる
- 溶けだしたオイルとかゴミ、水はね
- もはや元の色が分からいチェーン
最近のチャリはカーボンだったりアルミだったり、進化してる。
でも細かいとこは大体“金属”なんだよね。
で、金属の大敵といえば。そう、水だよね。
泥水・ホコリ・湿気。この3連コンボを放置すると、錆・異音・動作不良につながることがある。
これだけ抑えとけば日常メンテはOK
「メンテ」っていうと漠然としためんどくささが漂い、ちょっと構えちゃう人も多いかも。
でも安心してほしい。今回紹介するのは、ほんとに“日常的に無理なくできる”レベルのケア。
しかも道具もこれだけでok
- ぼろきれ(なんでもOK)
- 捨てるか悩んでる歯ブラシ(←これ、神)
- メンテナンスオイル(WAKOSラスペネ推し)
- チェーンオイル(WAKOSチェーンルブ or メンテルーブ)
とりあえず全体を拭く
乗ったあとは、水も泥もホコリも、全部車体についてる。
まずはぼろきれで車体全体をざっくり拭いてく。
これだけでも砂利が可動部に入り込むリスクを減らせるし、後の掃除も楽になる。
- チェーンステー周りは汚れの温床
- 雨天後はBB下とかも汚れやばい
室内にチャリ置いてる人は特に注意した方がいいかも。
チャリを部屋置きしている人ならわかると思うけど、なにげにチャリおいてるとこの付近の床は汚れるし掃除も面倒。パートナーがいる場合はひんしゅくを買うまでがワンセット。
細かいスキマには歯ブラシが最強
チェーンやスプロケットの隙間って、指も布も入らんよね?
で、歯ブラシの出番。僕は歯ブラシヘッドは柔らかめ派です。
ガシガシこすってゴミや砂を取る。特にチェーンリンクの中やディレイラーまわり、汚れが溜まりがち。
わざわざ新品買わなくても大丈夫。家にある引退予定の歯ブラシが輝く瞬間。
チェーン拭くだけでも全然違う
チェーンの外側をぼろきれでサッと拭いてみてほしい。もはやチェーン本来の色を思い出すことさえある。
「あれ。使ってるチェーンってこんな色だったけ」ってなるレベルで汚れてる人、結構いるから笑。僕もチェーンが金色だったのもはや忘れてたよ
このひと手間で動きがスムーズになったり、変速が静かになったりするから侮れない。
メンテナンスオイルでサビを防ぐ
ここで登場。今回使っているのは【WAKOS】の名品「ラスペネ」。

メンテナンスオイル(今回はラスペネ)噴射
これは“水置換性”って言って、水分を追い出して内部に入り込んでくれる浸透防錆剤。サビを防いでくれるいい感じのやつ。
水分を押し出す“水置換性”だから、濡れた状態のチェーンや可動部にもそのままシューッといけちゃう。
チェーンだけじゃなく、変速機やブレーキの可動部に使っても良き。
吹きつけたら軽く拭き取るだけで、次のオイルがしっかり入り込む“下地”になるよ。
ちなみに、浸透性が強力だから固着したシートポストやボルト類の取り外しにも効果が期待できるっていう万能グッズ。
吹き付けた後は水分と一緒にちょろっと垂れてくるので軽く拭き取ると◎
このWAKOSと同じような機能性で、【RESPO】の防錆スプレーもめちゃおすすめ。なんとなく匂いが好き。
最後はチェーンオイルで仕上げる
仕上げにチェーンオイル。ここはWAKOSの「チェーンルブ」か「メンテルーブ」がおすすめ。
微妙に用途というか特徴が違う。
- サラサラでペダリング軽め → チェーンルブ
- 持続性・万能さ重視 → メンテルーブ
それぞれ使い分けてもいいし、好みで選べばOK。個人的には「チェーンルブ」が推しかな。
「チェーンルブ」は、そのまんまの、チェーン専用オイル。これはハーフウェットタイプのチェーン用防錆潤滑剤。汚れが付着しにくく、チェーンが汚れにくい。
「メンテルーブ」は汎用性、持続性がめちゃ高い代わりにオイル自体がちょい重め。けど「チェーンルブ」はサラサラ系。変速も気持ちスムーズにキマる。(気がする)
まどっちも普通におすすめ。
んで、これをチェーン回りとかディレイラーの可動部とかブレーキの可動部に吹いておく。
- チェーンだけでなく、可動部にも吹いておく
- ディレイラー注油
最後は余分なオイルを拭き取って完成。これで雨の日に走ったあとでもばっちりね。

金色だったのかこのチェーン。
やるかやらないかで、極論チャリの寿命が変わる
今回の作業、せいぜい10分。けど、やるのとやらないのとでは雲泥の差。雨の中を走った自転車は思った以上にダメージを受けてるし、ながらく放置すればそれが蓄積していく。
逆に、ちょっと手をかけてやるだけで、動きもスムーズになるし、サビとか故障も防げる。
メンテって、“壊れたからやる”んじゃなくて、“壊さないために”やるんよ。
実は気が付かないうちに調子が悪くなってる場所に気付く、ってこともあるしね。
馴れれば数分だから、ぜひやってみて欲しいっす。
今回の“メンテアイテム”、ざっくりこんな感じ
先ずは下準備。万能の防錆スプレー。持っておくとめちゃ便利。
チェーンへの注油やディレイラー可動部などに。色々使えてGOOD◎
あわせてチェック
この記事が好きなら、たぶんこれも


miki