自転車のカスタムは敷居が高い??
自転車、特にロードバイクやピスト、マウンテン、BMX、etc..のスポーツチャリは、ハマると沼です。
完成車の状態から、ペダルを変えハンドルを変え、果てはクランクやチェーンリング、大物のホイールも変えて・・とやっていくうちに、気が付けばオリジナルのパーツはフレームしか残ってない!なんていうことが、もうザラにあります。
で、こういうのは所謂「カスタム」と呼ばれるジャンルです。より頑丈に、より早く、より軽く・・ という具合に、何かに特化させたり何かを補おうとするならば、まあカスタムは必須になってきます。
そして「カスタム」を全部自分でやろうものなら、確実に近いうちに「専用工具の壁」にぶつかります。
一個人が右ワン回しや圧入工具なんてそうそう所有することもないでしょう。個人ではめったに使うこともなく、知らない人から見ればマジで謎な物体ですから。
そんな訳で、「カスタム」を自分でやるのは気が引けるという気持ちもわかります。なので今日はもっとライトな作業。カスタムというほどでもない「ドレスアップ」をご紹介してみましょう。
びっくりするくらい誰でもできる、自転車のドレスアップ
簡単な”ちょいドレスアップ”は案外できる部分が多いです。その中でも、個人的に簡単さベスト3に入るドレスアップ箇所とパーツを挙げてみましょう。ローコストで加工が基本必要ないドレスアップ、ベスト3。
1:バルブキャップ
“バルブキャップ”は、自転車のリムから飛び出てる”バルブ”の先端に取り付けられてる”キャップ”です。バルブのキャップだから「バルブキャップ」。そのまんまですね。
最初からくっついてるバルブキャップは、プラスチックともゴムとも何とも言えないビニール素材(?)のやつです。まあそれでも機能的に問題はないです。バルブの先端のバルブコアを防御できればいいだけですから。なんならつけてない人もいます。
けど、どうせつけるなら差し色的なものを使ってみたくなりません?こんな感じです▼
取り付け方は随一の簡単さです。
反時計回りにねじって外す → 時計まわりに回して取り付ける
以上!もはや説明不要!
2:ケーブルプロテクター
ケーブルプロテクターとは、自転車のブレーキケーブルやシフトケーブル(変速機動かす用のケーブルですね)と自転車のフレームとが当たる部分に巻き付けたりして、フレームに傷が付かないようにするためのパーツです。”ワイヤープロテクター”とか”チューブガード”とか呼ばれたりもします。
特に、ロードバイクみたいにワイヤー類が多い車体では、けっこうフレームとこすれて塗装が薄れたりするので、是非取り付けた方がいいかなと。
取り付けはこれまた簡単。ただワイヤー(正確にはケーブルアウター)に巻き付けるだけですから。
カラーバリエーションやデザインも結構あります。
この手の、ねじねじしたタイプのものが走行中にも落ちたりしづらくておすすめです◎
3:バーエンドキャップ
ロードバイクでよくあるような、ハンドルのグリップをバーテープにしている場合。ハンドルの一番先端に、バーテープがほどけたりしないようにキャップが取り付いてます。それがバーエンドキャップです。これまたそのままですね。
新品のバーテープを買ったときや、とりあえず完成車を購入した場合、もうほぼ必ずプラスチック系のバーエンドキャップが付いてきます。こんなのです▼
このパーツ、正味これで十分に用途をなしてます。だって「バーテープがほつれない様に&ハンドルのエンドを塞ぐ」という用途に対して十分性能を発揮しているから。上等です。
けど何でしょう、この何とも言えないプラスチック感。どうせなら変えてみませんか?
取り外しは簡単です。上の画像の様に、マイナスドライバーみたいな先の細いものを挿しこんで、ぐりっと捻じるだけで割にあっさり外れます。
外れるとこうなります▼
ここに、今回は”ナットで締めて固定する”タイプのバーエンドキャップをつけてみましょう。ナットで締めあげるタイプは、取り付け&取り付けもとっても簡単でおすすめです。ただし、六角レンチ(アーレンキー) もしくは プラスドライバーが必要にはなります。
こういうタイプのバーエンドキャップです▼
これを、先ずはボルトを締めたりせずに、そのままハンドルに挿しこんでいきます。
キャップの差し込み部分が、ハンドルにしっかりすべて埋まったのを確認してから、最後に「六角レンチ」や、モノによっては「プラスドライバー」などを使用して、ボルトを締めます。すると、ハンドル内部に挿しこまれている部分が外に押し広げられて固定されます。
この取り付け時に注意する点は、「あまりに強く締めすぎないこと」です。締めこんでいって、軽く手ごたえを感じたところから、ちょっと増し締めするくらいで問題ありません。
きつく締めすぎると、破損したり、内部で広がる部分が変形したりする原因になります。何事もほどほどに。。