ピストバイクのパーツ組付け
今回でひとまず完結です。パーツを諸々組み付けて完成車にしましょう。
先にお伝えしておきますと、、
- タイヤの取り付け
- チェーンの取り付け
- ブレーキの調整
- etc…
これ等の作業については完全に省略させてもらいます。
ただでさえニッチな僕のブログ読者の方々であれば、もはや説明不要の作業と思いますので(ほんとは手が汚れてるから写真とかとりたくnktt・・)、あしからず。
では行ってみよう。
ピストバイクのパーツ 組付けの順番
ピストは単純です。ドシンプルな構造。なので正直組付け作業自体は全然難しくありません。ロードバイクみたいに変速調整も必要ないし、パーツの相性とかも融通が利く。MTBみたいにサスペンションとかもないから、組付けのシビアさもほぼ無いです。
ただ、「組付けの順番」というか、組み立て方のコツみたいなとこはあります。ショップなどの設備があるところなら別ですが、室内やガレージで地面に設置しながら組み立てる場合、ざっくり以下の流れがやりやすいでしょう。
- フレームにホイールを前後とも取り付ける(仮付けでOK)また、この時、作業スペース的に邪魔にならない様なら、ハンドル/ステム/シートポスト/サドルも取り付けてOK
- BB(ボトムブラケット)を取り付ける
- クランクを取り付け、チェーンリングを取り付ける
- チェーンをかける
- リアホイールを引きながら、チェーンを張る
- ペダルの取り付け
- 前後のホイールを本締めする
- ブレーキレバー取り付け
- 前後のブレーキ取り付け
- ブレーキワイヤーを通し、ブレーキの効きの調整
- 締めこみ忘れている所が無いか、全体の組付け箇所のチェック
こんなとこでしょうか。
一番最初にホイールを装着することで、トルクをかけて装着するBBなどのパーツ取り付けが楽になります。また、ブレーキの装着を一番最後に持ってきているのは、最初にブレーキを取り付けると単純に作業の邪魔になるからです。
人によってやりやすい順番は違うかもしれませんが、1~3の流れは抑えて損はないです。
で、これまでの流れで”1”と”2”は終わってるので、3以降の流れをやっていくこととなります。
クランクの取り付け
クランクを取り付ける際はまず、BBから飛び出しているシャフトの表面、およびシャフトのネジ山にグリスを塗ります。
これは固着防止は勿論ですが、クランクをシャフトにピッタリと嵌め合わせるためにも、重要です。グリスアップたらクランクを取り付けていきます。
今回のクランクおよびBBは、スクエアテーパーっていうタイプです。画像を見ればお分かりと思いますが、4つの面があります。シャフトとクランクの四面をあわせて装着します。先ずは手で押し込んで仮付けします。
このように仮付けできました。さてここからが取り付けの本番。ボルトでぐいぐい締めこんでいきましょう。こちらです▽
六角の頭が付いたボルトです。名前は”フィキシングボルト”といいます。クランクボルト、BBボルトなど、いろいろな呼び方をされることもあります。正式名称はよくわかりません。とりあえずフィキシングボルトです。スクエアテーパークランクの取り付けに必ず必要なモノです。ボルトとワッシャーで1セットです。
画像をご覧いただければわかる通り、このフィキシングボルトはクランクの表面より下に潜り込む形になります。その為、普通の六角レンチやメガネレンチ、モンキーでは締めこむことができません。画像のように、ボルトに工具をかける部分が飛び出している「ボックスレンチ」や「ラチェットレンチ」を使う必要があります。
ラチェットレンチはとっても便利な工具の1つです。ボルトに掛ける箇所が二つ両面にある「両口タイプ」は、一本持っておくと重宝します。
尚、ラチェットレンチを選ぶ際は、14mmと15mmの両方に対応しているモノを選ぶと吉です。というのは。クランクフィキシングボルトの頭は14mmでピストホイールのハブナットは15mmであるものが主流な為です。14mm/15mm両対応のモノを選んでおけば、クランク取り付けにもホイール取り付けにも、両方いけちゃいます。
ハンドルとステムの取り付け
ピストバイクへのハンドルとステムの取り付けは、特殊なステムとかでない限りは実にイージーです。超イージ―。
スレッドステムの場合、このようにフォークに挿しこむ場所にしっかりグリスを塗ります。もちろん固着防止です。
ここには水や汗などの水分が、とにかく侵入しやすいですから。
挿しこみ口であるフォークコラム側にも、薄くグリスを伸ばしておきます。
いろいろ省略しました。。笑
しっかりトルクをかけて、ウス引き上げボルトを締めこみます。ステムが簡単に抜けたり曲がらない様、確実に締めこみます。
ところでどうでもいい情報ですが、僕はめっちゃスレッドステムが好きです。個人的にこの造形は非常に美しく感じます。うん、どうでもいいですね。