初めての「グラベルバイク」。そもそもグラベルバイクってなんだ?他の自転車との違いを紹介&とりあえず乗ってみたハナシ。

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ROCKBIKES(ロックバイクス)
グラベルバイクに乗ってみた
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そもそも「グラベルバイク」とは

グラベルバイクをご存知でしょうか?スポーツバイクとしては、これは割と新しいジャンルです。

で、どんな自転車かというと、名前がそのまま表しています。

【グラベル=砂利、砂利道】。日本語に訳すとざっくりこんな感じです。そのような場所を走るために設計されたのが「グラベルバイク」です。

  • 舗装された道、道路(ロード)を走る自転車=ロードバイク
  • 自転車競技場(ピスト)を走る自転車=ピストバイク
  • 山やガレ場を走る自転車=マウンテンバイク
  • 砂利道や林道(グラベル)を走る自転車=グラベルバイク

こうすると、ジャンルとしてわかりやすいでしょうか?

 

グラベルバイクの特徴

先ほどの分類から行けば、グラベルバイクの位置づけはちょうど「マウンテンバイクとロードバイクの中間」の位置づけです。ここでふと思うことが。「それってクロスバイクと一緒では??」はいこれ、間違ってないと思います。

というのが、クロスバイク自体も誕生の歴史は浅く、その特徴として【マウンテンバイク系のコンポーネント(パーツと思ってOKです)を用いながら快適に走れる自転車】だからです。また、クロスバイクにも”ロードっぽい”タイプと”マウンテンっぽい”タイプがあり、なんとも明確な定義がないのです。

そうするとさっそくグラベルバイクの位置づけがよくわからないことになりますが、それでもグラベルバイクたる特徴というのがあります。

ここからはグラベルバイクの特徴を紹介していきましょうか。

より太いタイヤが使える

これは主に一般普及のクロスバイクとの違いと言えます。グラベルバイクは砂利道や未舗装路、林道での走破性も考慮してけっこう太めのタイヤが使えます。標準的に使われることが多いタイヤのサイズは【30c以上~40c前後】です。(※「C]=「mm」とざっくり思ってOKです。40C=40mmのタイヤ幅、と思って大丈夫)

対して、ロードバイクはやや太めがはやりと言えども、やっぱり細身な【25c前後】、クロスバイクでは【28c】が主流でしょうか。

グラベルバイクは、街中の道や舗装路よりも想定している路面がよりワイルドな為、必然的にタイヤサイズも太めになります。

ディスクブレーキが主流

グラベルバイクで使用するブレーキは「ディスクブレーキ」が主流です。主流というか、ほぼすべてディスクブレーキモデルです。ディスクブレーキの最大のメリットは、雨や泥や砂などの影響を受けづらく、結果あらゆる環境でしっかり制動できることです。

グラベルバイクの特徴:ディスクブレーキ

より自然環境の中を安定して走るときこそ、ディスクブレーキのメリットは大きくなります。

スルーアクスルの採用

「スルーアクスル」はざっくりいうと、前後のホイールをフレームに装着する際の機構、またそのためのパーツ自体を示していると思ってください。

自転車のホイール中心にある「ハブ」の両側の軸が10mmのものが一般的ですが、グラベルバイクや、よりハードな使用を想定しているマウンテンバイクなどでは、この軸がさらに太くて12mmとかになります。これはイメージしやすいと思いますが、単純に剛性アップにもつながるわけです。

またディスクブレーキの場合、構造上ホイールがフレームに対して真ん中のどセンターに装着されていない場合、ブレーキがホイールに干渉してしまうことがあります。クイックリリースやナット留めのホイールだと、微妙にホイールがセンターからずれることがよくあります。スルーアクスルであれば、フレームからホイールを外して再装着した際でもしっかりとベストなポジションにすることができるため、これまたメリットが大きいのです。

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「ダボ穴」がおおい=荷物をたくさん取り付けられる

グラベルロードの使用目的の一つとして【旅】があります。旅する自転車。いいですね。さて旅には多くの荷物がつきものです。さすがに全部背負うのは無理がありますよね。

そこでグラベルバイクには、より多くの荷物を効率的に積載できるようにするためのキャリアやラック、それ等に関連するパーツを装着できるよう、【ダボ穴(ネジ穴です)】が多数用意されています。これについては各メーカーやモデルごとに、ダボ穴の数や位置がそれぞれ異なります。

そのためグラベルバイクの購入を検討している方は、事前に「どのようなパーツをどれくらい装着するか」を考えておくと、車体選びがしやすくなるかもしれませんね。

 

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ワンバイ(フロントがシングルギア)

正確には、すべてのグラベルバイクが当てはまるわけではありませんが。。

このごろは【ワンバイ】の駆動方式のものが増えてきました。ロードバイクではフロント側の歯車が大小2枚の「フロントダブル」のものが主流ですが、グラベルではフロントの歯車が一枚だけのフロントシングル、【ワンバイ】が主流になりつつあります。

一見「変速数が減るのはデメリットでは??」と思いますが、メリットもあるんです。例えばフロントシングルの変速タイプでは、路面からの衝撃を受けたり踏み込みすぎたタイミングなどでフロント側を変速すると「チェーン落ち(チェーン落ち=ギアからチェーンが外れることです)」が起きることがあります。フロントが一枚のギアであれば、フロント変速は起きえない為、実質的にこのリスクを回避できます。

フロント変速無しの「ワンバイ」

もっとも、専用のフロントギアを使う必要はあります。ナローワイドというタイプのものをフロントに使います。

このナローワイドが普及し始めてから「ワンバイの波が来た!」といっても過言ではないでしょう。

 

とりあえず乗ってみた

ここからはインプレです。実際のところどうなんでしょう。乗るのが一番早いですね。さっそく乗ってみました。

今回乗ってみたのは【ROCK BIKES(ロックバイクス)】の新作、「Wrath (ラース)」。(オフィシャルサイトはこちら

こなれた価格帯ながら前後とも油圧ディスクブレーキを採用した、わりにかっちりしたモデルです。一台サンプルを組ませていただきました。じゃあ乗ってみましょう。

街乗りにもおすすめ

先も触れたように、グラベルの特徴として「太いタイヤ」があります。これは街乗りでもかなり大きいメリットです。街中には意外なほどに段差やアスファルトのひび割れ、土や砂が露出した路面があるものです。細い高圧のタイヤではそこそこにストレスですが、グラベルではタイヤが太いことで空気もたくさん入るため、振動吸収の良さはさすがといえますね。

ブレーキングもしっかりしているため、軽い力でしっかり制動できることもプラスです。手の小さい方や、握力に自信がない方でもしっかり制動できるため、初めてのスポーツタイプ自転車を検討している方にもなかなかいいんじゃないでしょうか。(結構ブレーキの利きがいいので、急ブレーキはご注意!)

ちなみに、スピードもそこそこ出ます。もちろんロードやピストなどの「スピードを重視する自転車」に比べると、グラベルは太めのタイヤも相まって、速度のノリはそれ等と比べて”良い”とはいえません。

加えてフロントのギアは小さめ、かつ一枚しかない為に、ぱっと見あまりスピードが出ないように見えます。ですが、リアの変速が幅広くあるため、一番重いギア比にすればけっこう踏みごたえもあります。今回のモデルでは【フロント42T×リア(最小)11T】の為、一番重いギア比で【3.82】です。

・・・

ちょっとわかりずらいかもですね。これは、ペダルを踏んでクランクをぐるっと一周させたとき、後ろのホイールが「3.82回転する」という意味です。イメージでいえば、競輪場を走る際の競輪選手の上限ギア比が【3.93】なので、何となくその辺りをイメージしてみてください笑

まあ街乗りではめったに使わないギア比ですが、サイクリングロードで「いつもより早く走ってみたい!」な時にはしっかりスピードを感じることができます。

一方で、一番軽いギア比は、【1.0】です。つまりペダルを踏んでクランクをぐるっと一周させたとき、後ろのホイールも一周しかしません。進む距離はクランク一回転で約2メートルちょいです。「軽すぎ!」という声が聞こえそうですが、たくさんの荷物を装備して坂道を上ることを想像してください。ある意味で「軽さは正義」なのです。前後のギアなどパーツを交換すれば、余裕でギア比が【0.8】とかになります。

このギア比の幅広さもグラベルバイクの持ち味の1つなのです。

 

結論:グラベルバイクは使い勝手の幅が広い

「街乗り」から「ツーリング」、「遊び」にも使える幅の広い自転車。それがグラベルバイクだと思います。

また「拡張性が高い」という特徴から、パーツ選びや自転車いじりなど乗る以外の楽しみの要素もたくさんあるタイプの自転車です。

  • ガチガチのスポーツ自転車に抵抗感がある方
  • 自転車の目的がスピードの追求よりもアドベンチャー寄り
  • 普段の生活に取り入れやすい、便利の効くスポーツ自転車を探している

そんな方には、検討する価値がかなり高いのではないでしょうか。

ただし「拡張性が高い」ということは、逆に言えば「選択できるパーツの種類がめちゃくちゃ多い!」という事でもあります。初心者の方はいきなりフレームセットを購入するのではなく、先ずは完成車を購入してからパーツ交換を楽しんでいく方がいいかもしれませんね。

さて次回のグラベル関係の投稿は、もう少ししっかり乗り込んでからのインプレも掲載してみましょう。

いっちょヒルクライムでも行ってみますか!

 

miki

 

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