アルミのピストフレームを組んでみる【アルミピストのカスタム第三回】

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アルミフレームのピストに”シートポスト”を装着してみる

前回と前々回の記事で、アルミピストのフレーム下処理、フォークの取り付けを行いました。

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今回は乗車の際に絶対必要となるサドル、ではなく、サドルを取り付けるための要である【シートポスト】を装着してみましょう。

 

シートポストの取り付け方法

先に言ってしまうと、シートポストの取り付けは「超」簡単です。本当に冗談抜きで誰でもできます。

シートポストにグリスを塗る >> フレームに差し込む >> シートクランプのボルトを締め(ほどほどに)、取付完了

ただそれだけです。

 

で、それだけだと面白くないので、今回はちょっと一工夫。

シートポスト、切っちゃいます。

 

シートポストをカットする

一旦フレームに取り付けてみる

さすがに何も確認せず切ってしまうと都合が悪いです。一度切ったら勝手に伸びてくることはありませんからね。

なので、いったんフレームにシートポストを仮付けしてみます。乗車したときにポジションがしっくりくる高さで、いったん取り付けてみました。

アルミピストにシートポストを仮付けしてみる

アルミピストにシートポストを仮付けし、ポジション出し中

 

これで高さはばっちりでした。ということは、この高ささえ出ていれば、不要な部分のシートポストは切っちゃってもいいってことだよね。よし切ろう。

 

カットする場所を決める

シートポストをカットするときは、まず目印を付けます。なんでもいいです。油性マジックとかがいいかもしれませんね。ひとまずポジションを出せたら、フレームからシートポストが飛び出している部分の根元にマーキングします。

 

目印をつけてマーキング完了したら、シートポストを引っこ抜きます。

 

切る長さを決める

いよいよシートポストを切るわけですが、注意点があります。

シートポストには、必ず「ここまではフレームに差し込んで!」という長さが決まっています。切り詰めすぎると、取付はできてもシートポストが正しく固定できなかったり、パーツ/フレームを痛める原因になる可能性や、単純に危険を招く場合があります。お気を付けを。

なので、最低限必要な長さ+1cmくらいは残してカットします。

ここで一度引っこ抜いたシートポストの長さを見てみましょう。

シートポストには最低限必要な長さがある

シートポストには最低限必要な長さがある

 

画像をご覧ください。青い四角枠の中、メーカーがもともと記載している、「MINIMUM INSERT」の文字と白い線が見えます。

ここから下の長さは絶対にフレームに差し込んでおいてね、という意味です。このシートポストは【9cm】残しておく必要があるようです。

つまり、先ほど目印を付けた場所、マーキングした線から下の長さが、【9cm以上】あれば問題ないということです。じゃあ9cn残して不要な部分をカットします。失敗したときのこと考えて、9cm+1cmくらいのところで切りましょうか。

 

切る場所に目印をつける

シートポストを仮付けした際につけた目印から、今回必要な9cmの場所を測って目印を再びひきます。そこがカットする位置です。

こんな感じにマーキングできました▽

これで準備完了です。さて切りましょう。

 

シートポストを切る

今回はホームセンターのパイプカッターを使います。パイプカッターをシートポストにセットして、ひたすらクルクル回します。

切るときのポイントは、目印を付けた個所、マーキング線のちょっと下を切ることです。カット中に多少カットラインがズレたとしても、こうしておけば修正がききますからね。

ひたすら回し続けます。そうすればいつか切れます。

パイプカッターは、何もシートポストだけではなく、ハンドルや他のパーツにも使えます。あとは自転車以外での工作でも案外使えるんで、一個持っておくのもいいかもしれません。

 

カットしたシートポストの断面仕上げ

さて、カット出来ました。ですが断面がちょっと汚めです。金属ノコギリで切れば割ときれいに仕上がりますが、パイプカッターを使って切る場合は、切断面がちょっと膨れてしまいます。このままでは不格好なんで、最後に仕上げを。

パイプカッターもそれなりにいいものになると、断面仕上げ用の刃(カッター)がついてたりします。この刃を使って、表面を少しづつ削ります。

シートポストの切断面を仕上げする

一通り削り終わったら、最後にヤスリで仕上げます。金属を研げるダイヤモンドヤスリがおすすめですかね。

ヤスリなら何でもいいですが、形状としては曲面付きの棒ヤスリが一番使いやすいです。ひたすらヤスリがけして表面をきれいにしていきましょう。

 

ヤスリがけが終わったら、飛び散った金属粉を飛ばして完了です。で、今回の作業で、元々シートポストに印字してある「MINIMUM INSERT」の文字と白い線が全く意味をなさなくなりました。笑

なので、パイプの内側に数字を書いておきました。「このシートポストは90mm挿しこむ必要がありますよ」という事で、【90】と書いておきました。これで忘れないね。

 

以上でシートポストのカットが完了し、装着できる状態になりました。これで多少の軽量化もできます。

実践する際は、くれぐれもカットしすぎにお気を付け下さい!

 

miki

 

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