NJSピストにダイレクトクランクを装着【BB取り外し編】

スポンサーリンク
GIRO
本記事は2019.05.15 過去サイトにて掲載した記事の加筆/修正版となります

「NJSピスト」と「クランク」

自転車の「クランク」は、脚力を加えて自転車を走らせるための最重要パーツ。

クランク無しでは自転車は進みません。

もっとも、ランチャリ代表の「ストライダー」にはクランクありませんが。笑

さてNJS(競輪)ピストに使うクランクのセオリーは、同じくNJSパーツのクランクを使い、BBはスクエアテーパータイプの”カップ&コーン式”です。

こういうのです。

▼NJSクランク▼

NJSクランク

▼NJS BB▼

NJSのBB。八田

NJSパーツの”カップ&コーン式”BBです。ばっちり調整出来れば、ばつぐんの回転をします。

ものすごくスルスルとクランクが回ります。逆に、ちょっと渋めに調整することもできます。

要は「回転の軽さ」を好みで調整できるという事です。

ただ、唯一の難点はメンテナンスが面倒なことです。

ロックリングの取り外し、左右のワンの取り外しなどなどに使う工具が、いずれも専用工具なうえに、ぶっちゃけ使いやすくありません。(←個人の意見です)

うかつに力を入れたりずぼらに締めこむと、工具はもとよりパーツをダメにします。

▼工具▼

※画像上の工具は本来コグ外しですが、僕はこいつでBB左ワンの取り外しもやります。。

そして、ばっちり回転を調節したつもりでいざ乗ってみると違和感を感じたり。

するとやり直しです。

おまけにカップ&コーン式BBは水も侵入しやすいです。

メンテ好きな人にはいいですが、一度こだわり始めると結構扱いがシビアなパーツです。

そこで今回は、NJSピストに現在の人気クランク、「ダイレクトクランク」を装着してみたので記事にしてみます。

NJSのBBを取り外す

中古/新品を問わず、NJSフレームを手に入れるとだいたいBBがもともとセットされてます。

そして中古のフレームにセットされているBBは、かなりの確率で【固着】してます。

右ワンが固着していた

特に”右ワン”は鬼のように固く締まっています。

固着したピストのBB

専用工具に鉄パイプをつっこんで力を入れやすくしても回らなかったり、最悪パーツや工具が潰れることもあります。

そうならない為にまず、BBシェル内部&外部から【オイル】を浸透させてやります。

今回、岡崎橋自転車さんが素敵なオイルを仕入れて下さったので、お邪魔しました。

BB外し in 岡崎橋自転車

今回BB外しの為に準備いただいたのが、「クレ工業」の【CURE666】

こいつをシートポストを入れる部分から内部に向けてガッツリ噴射。

さらに、BB軸付近の隙間からも吹き付けます。

そしてオイルが浸透するようにBBシェルをラップで巻いて、2~3日間待ちます。

オイルを浸透させつつ気長に工具をかませてリキんでみたり、、コンコン叩いてみたり、、、

すると。やがてBBが外れます。笑

右ワン外しはどうあがいても無理な時があります、そんな時はプロを頼るのも全然賢明です。

BBの外れたフレーム

無事にBBが外れたフレームです。

BBシェルのタッピングまでしていただきました。

オイル漬けになっていたシェルに残る「CURE 666」をキレイに除去し乾かして、いつもの防錆スプレーを吹きます。

いつもの防錆オイル「RESPO」をIN。

ダイレクトクランク取り付け前の下準備が整いました。

次回:NJSフレームにダイレクトクランクを装着

ここまで、かなり文章がながくなりました。

長々と申し訳ありません、ダイレクトクランクを装着してみた様子について、次回続編をご用意します。

今回はBB取り外しまでの過程についてでした。

続編はこちら▼

NJSピストにダイレクトクランクを装着【オムニウム装着編】
*本記事は過去サイトにて 2019.05.17 掲載していた記事の加筆/修正版となりますNJSピストにダイレクトクランク前回のエントリーで"カップ&コーン式"のBBを取り外しました。今回はNJSピストにダイレクトクランク...

miki

タイトルとURLをコピーしました